まんがの描き方〜アナログ編〜




第二回:ラフ&ネーム〜まんがを描いてみよう〜-ネームって?-

てく姉 「ネームというのは下書きの下書き、と言われてるんだけど、なんとなくまんがっぽくなってるでしょ」
主人公てく 「…んーっと、すっごくいい加減だよね」
てく姉 「ネームを切る、という表現を使うんだけどね。ネームを切ることで、実際にセリフを入れたり、立ち位置を決めたりして全体のバランスを決めていくの」
主人公てく 「バランスか〜」
てく姉 「最初からしっかりキャラクターや背景を描いちゃうと、お話全体で見ておかしいところがあったときに直すのが…すごく…めんどくさかったりするのよね…」
主人公てく 「…何十ページもまんがを描いてて、間違ってたら大変そうだね…」
てく姉 「そうなの…だからね、最初は簡単に、ネームを切っていくの。気に入らなかったり変なところがあっても簡単に直せるように」
主人公てく 「なるほど〜。この人と人の間にある区切りっていうのは、どんな風に作ればいいの?」
てく姉 「コマ割りのことね。決まりはないよ」
主人公てく 「好き勝手に作っていいの?」
てく姉 「基本は読みやすく!…これさえできれば、四角いコマじゃなくて丸かったり星だったり三角だったりしてもいいんだよ」
主人公てく 「うーん…」
てく姉 「まんがは右から左へ読んでいくものだよね」
主人公てく 「うん」
てく姉 「たとえばさっきのネームでみると…」

ネーム1の目線ネーム1の目線
ネーム2の目線ネーム2の目線

主人公てく 「右から左に行って、下に行ってるね」
てく姉 「そうそう、これが基本なの。視線がちゃんと流れるように、コマを作っていくのが理想だね」
主人公てく 「絵がいっぱい並んでたら、どこを読んでいいかわかんなくならない?」
てく姉 「そのために、ここを見て」

コマの間隔

主人公てく 「幅が違うね」
てく姉 「うん。縦は間隔を広めに、横は間隔を狭くしておくと、自然と空間の小さいほうへと視線は流れるようになってるの」
主人公てく 「おお〜〜〜〜」
てく姉 「この間隔は人それぞれ違うね。いろんなまんがを見てみたり、自分で実際に描いてみて、自分に合った間隔を探してみてね」
主人公てく 「このネームの間隔ってどれくらいなの?」
てく姉 「縦の間隔が5ミリ、横の間隔は2ミリくらいのつもりで作っているよ。これはあくまでネーム…下書きの下書きだから、間隔は適当だけどね。ちゃんと原稿用紙に下書きをするときには、きちっと計って線を引いてね」
主人公てく 「ネームは何に描けばいいの?」

てく姉
「うーんと、ネームはたくさん描いたり、失敗してもハイ次!と簡単お手軽に使える紙がいいんじゃないかな。ノートを使っている人や、真っ白のコピー用紙を使っている人もいるよ。もちろん原稿用紙を使っている人もいるね。でも実際に描く原稿用紙と同じような線が入っていて、値段も安くて、たくさん使えるこのネームノートを使うとイメージがつかみやすいかもしれないね」

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主人公てく 「ふーん。A4サイズとB4サイズってどう違うの?」
てく姉 「A4サイズはサイズが小さいの。同人誌って言う、自分でお金を払って作る本の原稿は、小さいサイズでも印刷してもらえるし、プロのまんが家じゃない人はこっちを使っている人も多いよ。B4サイズは雑誌に載っているまんがで使われているサイズでね、規格が決まっているの」
主人公てく 「へぇ〜。僕はどっちを買えばいいの?」
てく姉 「一番最初は同人誌用の小さいA4サイズから始めてもいいんじゃないかな?安いし、小さいから描きやすいかも。慣れてきたら、投稿用サイズで描いてみてもいいし、プロまんが家を目指してみてもいいかもね」
主人公てく 「僕、すぐプロになれる!?」
てく姉 「無理」
主人公てく 「……」

てく姉
「プロはそんなに甘くないよ。努力しだいだね」
主人公てく 「はい…」
てく姉 「実はまんがの中でこのネームがとっても大切!何度もじっくり考えてネームを切ってね」
主人公てく 「最初にちゃんとお話を考えてネームをやっておけば、あとが楽になるってことだね!」
てく姉 「そうそう。わかってきたね。じゃぁ、次回からは実際に原稿用紙に下書きをしていこうね」
主人公てく 「はーい!」

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